自然体の軸とは何か
僕たちは長い間、「体幹は固めるべきだ」と教わってきた。
しかし、自然体で軽く動く人ほど身体を“ガチッ”とは固めていない。
本当に必要なのは、固める体幹ではなく、身体の中心をまっすぐ通る“軸”。
軸が通るだけで姿勢は崩れにくくなり、呼吸は深まり、動きは驚くほど滑らかになる。
まずは「余計な力を手放すとはどういうことか」。
前回の記事にまとめているので、必要ならこちらから読むと理解が深まりやすい。
👉 自然体の強さとは何か|余計な力を手放し“本来の動き”を取り戻す方法
https://hardmindkp.com/natural-relax-philosophy/
なぜ軸は崩れるのか
軸が乱れる理由は、大きく3つある。
1. 現代人の姿勢は“前のめり型”になっている
スマホ、PC、長時間の座位。
頭が前に出て背骨が丸まり、肩が上がる。
この姿勢は軸を根本から乱す。
2. 緊張・不安・焦りが身体を固める
心が硬くなると、身体も硬くなる。
肩・首・みぞおちに“無意識の力み”が溜まると、軸は通らなくなる。
3. 「頑張る=固める」という思い込み
力を込めるほど安定すると思われがちだが、これは昔のトレーニング文化の名残。
軸は固めて作るものではなく、整えて通すものだ。
自然体の“軸”とは何か
自然体の軸は、次の3つで成り立つ。
1. 呼吸が深く通る
固めると呼吸は止まり、酸素の流れが途切れる。
軸は呼吸の通り道でもある。
2. 背骨がしなる
背骨は棒ではなく、しなるロープのように動く構造。
固めるほど、その本来の性能を失う。
3. 前後左右のバランスが整っている
軸は中心線であり、バランス感覚でもある。
軸が通ると、無駄な筋力を使わずに立つ・歩く・動くことができる。
軸はどう作られるのか
軸は「背骨・呼吸・重心」の連動で作られる。
1. 背骨の“しなり”を取り戻す
- 立った状態で、背骨を上から軽く吊られているイメージを持つ
- 腰を反らず、みぞおちの力を抜く
2. 呼吸で軸を通す
- 4秒吸う
- 2秒止める
- 6秒吐く
みぞおちと肋骨がゆるむほど、呼吸の通り道が広がり、軸が通りやすくなる。
3. 重心の位置を整える
前すぎても後ろすぎても軸は崩れる。
自然体の重心は「足裏の真ん中より少し後ろ」。
日常動作そのものが整うと、軸はさらに安定していく。
普段の体の使い方については、こちらの記事も参考になる。
👉 日常の動きで力みを落とす方法|自然体で軽く動ける身体のつくり方
https://hardmindkp.com/minimal-training/
軸が通ると、生き方まで変わる
自然体で立てる人は、自然体で生きられる。
軸は身体だけではなく、精神の中心でもあるからだ。
- 無駄な抵抗が減る
- 判断がブレにくくなる
- 過剰に頑張らなくても継続できる
- 無理な自分を演じずに済む
“折れない心”は、折れない身体から生まれる。
結論
軸が通ると、心も身体も静かに強くなる。
余計な緊張は自然と落ち、無理のない動きが続けられる。
自然体で動ける人は、長く続けられるし、壊れにくい。
今日からできる3つの技術
1. 背骨を軽く吊られるイメージを作る
1分で姿勢が整う。
2. 4-2-6呼吸で軸を通す
呼吸が深くなるほど余計な力が抜ける。
3. 足裏の“少し後ろ”に重心を置く
安定しながら軽く動ける。
自然体の軸は、意識した瞬間から育ち始める。
今日から少しずつ整えていこう。
脱力と軸はセットで育つ。
より深く整えたい人はこちらもどうぞ。
👉 脱力トレーニング|力を抜くほど身体は強くなる。自然体の動きを取り戻す方法
https://hardmindkp.com/relax-training/


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