無意識にやっていること
毎日それなりに動いている。
考えて、調べて、準備もしている。
それでも、頑張ってるのに前に進まない感覚だけが残る。
この状態の原因は、能力不足でも根性不足でもない。
多くの場合、無意識の向きが少しズレているだけだ。
頑張ってるのに前に進まない人が無意識にやっているのは、
行動の前に「正解の位置」を探し続けること。
どれが正しいか。
失敗しないか。
もっと良い選択があるんじゃないか。
そうやって頭の中で確認を重ねているうちに、
身体は常にブレーキを踏んだままになる。
本人は「慎重に考えている」つもりでも、
身体のレベルでは
止まり続ける練習をしている状態だ。
実はこのとき、
「進めない」のではなく
力が抜けないまま日常を続けているケースも多い。
その状態については、
▶︎ [頑張ってるのに疲れが抜けない人が、まず削るべきもの]
で、もう少し身体側から整理している。
不思議なことに、前に進む人は
そこまで強い確信を持って動いていない。
「まあ、今はこれでいいか」
その程度の納得で、身体を先に出す。
結果として、
動いた人だけが次の情報を手に入れ、
止まった人だけが考え続ける。
ここで大事なのは、
今すぐ行動量を増やすことでも、
思考を捨てることでもない。
ただ一つ、
正解を探す前に、身体が前を向いているか
それだけを見直せばいい。
もし今、
頑張ってるのに前に進まない感覚があるなら、
もう気づいているはずだ。
原因は外ではなく、
もっと静かなところにある。
気づいた時点で、
もう半分は抜けている。

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