考えすぎて疲れることがある。
仕事のこと。
人間関係のこと。
将来のこと。
お金のこと。
特に問題が起きているわけではないのに、
同じことを何度も考えてしまう。
答えが出ないのに、
頭の中では考え続けている。
そして気づくと、
何もしていないのに疲れている。
そんな時、
「考えすぎないようにしよう」
と思うことがある。
でも、
考えすぎる人は、
考えることが好きだから考えているわけではないのかもしれない。
頭の中で、
ずっと問題を解決しようとしている。
だから、
思考が終わらないのかもしれない。
考えること自体は悪くない
考えることは大切だと思う。
問題を整理する。
判断する。
学ぶ。
良い選択をする。
人は考えることで、
前に進むことができる。
考えすぎる人も、
何も考えずに生きているわけではない。
むしろ、
失敗したくない。
ちゃんとやりたい。
良い選択をしたい。
誰かを困らせたくない。
そんな気持ちがあるから、
考えていることもある。
だから問題なのは、
考えることそのものではない。
考えることを終えられなくなること
なのかもしれない。
答えが出ないことを解決し続けている
考えすぎている時、
頭の中を観察すると、
すぐには答えが出ないことを考えていることがある。
相手はどう思っているのだろう。
将来どうなるのだろう。
この選択で本当に良かったのだろうか。
10年後はどうなっているのだろう。
こうした問いには、
今すぐ答えが出ないことも多い。
それでも、
頭は答えを探そうとする。
考える。
また考える。
さらに考える。
でも問題そのものに、
まだ答えを出すための材料がない。
すると、
問題が終わらない。
問題が終わらないから、
思考も終わらない。
頭の中では、
ずっと問題解決が続いている。
考えることと、解決することは同じではない
考えれば考えるほど、
解決に近づくような気がする。
でも、
必ずしもそうとは限らない。
同じことを何度も考える。
同じ場所を回る。
新しい情報は増えていない。
状況も変わっていない。
それでも、
頭だけが動き続けている。
この状態では、
思考の量は増えていても、
解決には近づいていないことがある。
考えることと、解決することは別なのかもしれない。
そこに気づくだけでも、
考え続ける必要があるのかを、
少し見直せるようになる。
思考は止めようとするほど動き続ける
考えすぎている時、
人は思考を止めようとする。
「もう考えないようにしよう。」
「気にしないようにしよう。」
でも、
思考は止めようとするほど、
動き続けることがある。
「考えないようにする」
ということ自体が、
その問題に意識を向け続けることになるからだ。
だから、
無理に思考を消そうとしなくてもいい。
必要なのは、
思考と戦うことではなく、
そこから少し離れることなのかもしれない。
身体の状態も影響している
考えすぎている時、
疲れているのは頭だけとは限らない。
身体を観察すると、
呼吸が浅い。
肩に力が入っている。
奥歯を噛み締めている。
身体が少し固くなっている。
そんな変化が起きていることがある。
さらに、
睡眠不足。
身体の疲労。
不安。
余裕のなさ。
こうした状態の時は、
普段なら流せる問題まで、
大きく見えることがある。
思考が動き続け、
身体も緊張する。
身体が休まらないから、
さらに思考も静かになりにくい。
考えすぎは、
頭だけの問題ではなく、
今の身体の状態とも関係しているのかもしれない。
思考を止めるより、状態を変える
思考を直接止めるのは難しい。
でも、
今の状態なら少し変えられる。
ゆっくり息を吐く。
肩の力を少し抜く。
立ち上がる。
少し歩く。
目の前の作業をする。
一度スマホから離れる。
そうすると、
問題そのものは何も変わっていなくても、
思考との距離が少しできることがある。
身体が少し落ち着くと、
思考も静かになることがある。
だから、
考えすぎている時ほど、
頭の中だけで解決しようとせず、
一度身体へ戻ってみる。
それも、
考え続ける状態から抜ける方法の一つだと思う。
今決められることと、今決められないことを分ける
考え続けていることの中には、
今考えれば答えが出る問題もある。
一方で、
今はいくら考えても答えが出ない問題もある。
例えば、
今日何をするかは決められる。
でも、
10年後に成功しているかは今決められない。
自分がどう行動するかは決められる。
でも、
相手がどう思うかは決められない。
この二つを同じように扱うと、
終わらない問題まで、
ずっと解決しようとしてしまう。
だから最近は、
今決められることなのか。
今は決められないことなのか。
一度分けてみる。
今決められるなら、
小さく決める。
今決められないなら、
一度そこから離れる。
それだけでも、
頭の中で抱え続ける問題を少し減らせる。
必要なのは、答えより「区切り」かもしれない
以前は、
答えが出れば考えるのをやめられると思っていた。
でも、
すべての問題に、
その場で答えが出るわけではない。
それなら、
答えが出るまで考え続けるのではなく、
答えがなくても、一度考えることを終える。
そんな区切りが必要なのかもしれない。
今日はここまで考える。
続きは明日にする。
散歩する。
別のことをする。
寝る。
問題を完全に解決しなくても、
考える時間を終えることはできる。
思考が静かな人は、
すべての答えを持っているのではなく、
考える時と、
考えるのを終える時を、
分けるのが上手いのかもしれない。
まとめ
考えすぎて疲れる時、
頭が悪いわけでも、
弱いわけでもない。
むしろ、
何とかしようとして、
ずっと問題を解決し続けているのかもしれない。
でも、
考えることと、
解決することは同じではない。
今は答えが出ないこともある。
そんな時まで答えを探し続けると、
思考は終わらない。
そして、
頭だけでなく、
身体まで休まりにくくなる。
だから、
考えすぎていることに気づいたら、
まず今の状態を観察してみる。
呼吸。
肩の力。
身体の緊張。
少し身体を動かして、
頭の中から離れてみる。
そして、
今決められることと、
今は決められないことを分ける。
今決められないなら、
答えがなくても一度区切る。
考える。
そして、終える。
すべての問題を解決することより、
それが必要な時もあるのかもしれません。


コメント