誰とも深くつながれない人が、実はずっとやっていること

誰とも深くつながれない。
職場でも、家族でも、友人でも。

表面的には問題なくやれているのに、
どこかずっと一人のままな感じが消えない。

この状態を
「コミュニケーション能力の問題」
「人付き合いが苦手だから」
そう片づけてしまう人は多い。

でも、実際は少し違う。

つながれない原因は、
人との距離感じゃない。
自分が世界に出ていないことだ。


多くの人は無意識のうちに、
「安全な自分」だけを世界に出している。

・嫌われない自分
・波風を立てない自分
・正解っぽいことを言う自分

その代わりに、

・本音
・違和感
・衝動
・怒り
・欲望

こういうものを、静かにしまい込む。

その結果どうなるか。

人とは関わっているのに、
存在とはつながれていない状態になる。


ここで一つ、はっきり言う。

理解されないのは、
出していないからだ。

これは責めているわけじゃない。
むしろ、防衛としてはかなり優秀だ。

本音を出せば、拒絶されるかもしれない。
違和感を言えば、空気が壊れるかもしれない。
欲を出せば、みっともなく見えるかもしれない。

だから人は、
「自分を消す」という選択をする。

でも、その選択を続けた先にあるのが
つながりの断絶だ。


断絶の正体は、孤独じゃない。

「誰の人生にも触れていない感覚」
「このまま生きても、何も残らない不安」

これが、じわじわと心を削っていく。

安定した仕事があっても、
人間関係が壊れていなくても、
未来の話ができなくなる理由はここにある。


じゃあ、どうすればいいのか。

答えはシンプルで、難しい。

先に、自分とつながること。

人とつながる前に、
自分が何を感じているのか。
何を嫌だと思っているのか。
何を守ろうとしているのか。

それを、なかったことにしない。

大きな自己開示はいらない。
いきなり人生を変える必要もない。

ただ、
自分の感情を切断しない。

それだけで、
存在は少しずつ世界に接続され始める。


つながりは、努力で作るものじゃない。

存在が出てきた結果、
あとから生まれるもの
だ。

だから、無理に社交的になる必要はない。
人を増やす必要もない。

一本でいい。
深く通る線があればいい。

それがある人生は、静かだけど強い。

もし今、
「誰とも深くつながれていない」
そう感じているなら。

それは欠陥じゃない。
まだ、出ていないだけだ。

人生は、
そこから始まる。

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